検知機能

TokenForgeの各種検知機能とリスク分類

Solana SPLトークンを対象に、17項目のセキュリティ検知を実行します。 検知結果は重大度に応じてCRITICAL / HIGH / MEDIUM / LOWの4段階に分類され、 100点満点のリスクスコアとして算出されます。

スコアリング

スコアは100点満点から、各検知の重大度に応じて減点されます。

重大度減点件数例
CRITICAL-30点 / 件1件で70点、2件で40点
HIGH-15点 / 件2件で70点
MEDIUM-5点 / 件4件で80点
LOW-2点 / 件5件で90点
スコアリスクレベル判定
90 - 100LOW安全
70 - 89MEDIUM注意
40 - 69HIGH危険
0 - 39CRITICAL極めて危険

CRITICAL 即座に警告 (-30点/件)

C1 Mint Authority Active

トークンのMint Authority(発行権限)が無効化されていないことを検知します。 Mint Authorityが有効な場合、権限保持者はいつでもトークン供給量を増加させることができ、 既存ホルダーの保有分が希薄化するリスクがあります。

検知ロジック

  • Solana RPCの getMintAccount でMint情報を取得
  • mintAuthority != null の場合に検知

データソース

Solana RPC
Rug Pullの最も典型的な手口です。正規のトークンは通常、Mint Authorityを無効化(revoke)しています。

C2 Known Scam Token

RugCheck.xyzのデータベースに「danger」として登録されているトークンを検知します。 コミュニティや自動検知によって既にスキャムと判定されたトークンです。

検知ロジック

  • RugCheck API の /tokens/{mint}/report を照会
  • レポート内の risks 配列に「danger」レベルの項目がある場合に検知

データソース

RugCheck API
RugCheckのデータベースはコミュニティによって継続的に更新されています。APIキーは不要です。

C3 Honeypot Detected

トークンの売却(スワップ)が不可能、または極端に制限されていることを検知します。 購入はできるが売却できない「ハニーポット」トークンは、典型的な詐欺手法です。

検知ロジック

  • Jupiter Ultra API の /quote で売却シミュレーションを実行
  • トークン → SOL のスワップ見積もりが失敗した場合に検知
  • 極端に高いスリッページ(>50%)も検知対象

データソース

Jupiter Ultra API
ハニーポットが検知された場合、そのトークンは購入しないでください。購入した資金は回収不可能になります。

HIGH 危険 (-15点/件)

H1 Freeze Authority Active

トークンのFreeze Authority(凍結権限)が無効化されていないことを検知します。 Freeze Authorityが有効な場合、権限保持者は任意のウォレットのトークン送受信を凍結できます。

検知ロジック

  • Solana RPCの getMintAccount でMint情報を取得
  • freezeAuthority != null の場合に検知

データソース

Solana RPC

H2 Top Holder Over 50%

上位10ホルダーの保有合計がトークン全供給量の50%を超えていることを検知します。 少数のウォレットに供給が集中している場合、大量売却による価格暴落リスクがあります。

検知ロジック

  • Helius DAS APIの getTokenAccounts でホルダー一覧を取得
  • 上位10ホルダーの保有量合計が全供給量の50%を超える場合に検知
  • DEXプール等の既知コントラクトアドレスはカウントから除外

データソース

Helius DAS
この検知にはHelius APIキーが必要です。BYOK設定で追加できます。

H3 LP Not Locked

流動性プール(LP)トークンがロックもバーンもされていないことを検知します。 LPが未ロックの場合、作成者がいつでも流動性を引き抜く(Rug Pull)ことが可能です。

検知ロジック

  • RugCheck APIのレポートからLP状態を確認
  • lpLocked == false かつ lpBurned == false の場合に検知
  • Raydium / Orca 等の主要DEXプールを対象

データソース

RugCheck API Solana RPC
LPの引き抜き(Rug Pull)はSolanaエコシステムで最も頻繁に発生する詐欺です。

H4 Single Whale Over 20%

単一のアドレスがトークン全供給量の20%以上を保有していることを検知します。 1つのウォレットに過度に集中している場合、そのウォレットの売却で価格が大幅に下落します。

検知ロジック

  • Helius DAS APIで全ホルダーの保有率を算出
  • いずれかのアドレスが20%以上を保有している場合に検知
  • トークン作成者・バーンアドレス・DEXプールアドレスは除外

データソース

Helius DAS

H5 Low Liquidity

時価総額(Market Cap)に対して流動性が極端に低いことを検知します。 MC/LP比率が高い場合、大口の売却で価格が大幅に下落する危険性があります。

検知ロジック

  • Birdeye または Jupiter APIから時価総額と流動性を取得
  • Market Cap / Liquidity > 100 の場合に検知

データソース

Birdeye Jupiter API

MEDIUM 注意 (-5点/件)

M1 New Token

トークンが作成されてから7日以内であることを検知します。 新しいトークンは実績がなく、詐欺の可能性が統計的に高いため、注意が必要です。

検知ロジック

  • Solana RPCでトークンのMintアカウント作成トランザクションを確認
  • 作成日時から現在までの経過日数が7日未満の場合に検知

データソース

Solana RPC

M2 Low Holder Count

トークンのホルダー数が50未満であることを検知します。 ホルダー数が極端に少ない場合、流動性リスクや価格操作リスクが高まります。

検知ロジック

  • Helius DAS APIでトークンアカウント数を集計
  • ホルダー数が50未満の場合に検知

データソース

Helius DAS

M3 Suspicious Distribution

上位ホルダーが同一エンティティ(同一人物・組織)であると疑われるパターンを検知します。 クラスター分析により、見かけ上は分散していても実質的に集中している保有構造を検出します。

検知ロジック

  • 上位ホルダー間のトランザクション履歴を分析
  • 同一ファンディングソース(SOL供給元)を共有するウォレットを特定
  • 同時期に同額のトークンを取得しているパターンを検出

データソース

Helius TX分析

M4 Metadata Mismatch

トークンのメタデータに不整合や欠落があることを検知します。 正規のプロジェクトは通常、適切な名前、シンボル、画像をMetaplexメタデータに設定しています。

検知ロジック

  • Metaplexメタデータの名前・シンボル・画像URLを確認
  • 必須フィールドの欠落(名前/シンボルが空 or デフォルト値)を検出
  • 画像URLが無効(404)またはメタデータJSONが取得不可の場合に検知

データソース

Metaplex

M5 Single LP Provider

流動性プールへの流動性提供者が1アドレスのみであることを検知します。 単一の提供者に依存している場合、その提供者が流動性を引き抜くリスクがあります。

検知ロジック

  • RugCheck APIのレポートからLP提供者情報を取得
  • LP提供者が1アドレスのみの場合に検知

データソース

RugCheck API

LOW 情報 (-2点/件)

L1 Social Missing

トークンのメタデータにTwitterアカウントやWebサイトのリンクが設定されていないことを検知します。 ソーシャルリンクの未設定は、プロジェクトの透明性が低いことを示唆します。

データソース

メタデータ

L2 Moderate Concentration

上位10ホルダーの保有合計が30%を超えている(ただし50%未満)ことを検知します。 ただちに危険というわけではありませんが、集中度がやや高い状態です。

検知ロジック

  • Helius DAS APIで上位10ホルダーの保有率を算出
  • 合計が30%超 かつ 50%未満の場合に検知(50%超はH2として検知)

データソース

Helius DAS

L3 Low Volume

24時間の取引量が$100未満であることを検知します。 取引活動が極端に少ないトークンは、売却時に十分な流動性が得られない可能性があります。

検知ロジック

  • Birdeye APIの /defi/token_overview で24h取引量を取得
  • 24h Volume が $100 未満の場合に検知

データソース

Birdeye

L4 Not on Jupiter

Jupiterの公認トークンリスト(Verified Token List)に含まれていないことを検知します。 Jupiter公認リストへの掲載は一定の審査を通過しており、掲載の有無は信頼性の参考指標となります。

検知ロジック

  • Jupiter APIの /tokens エンドポイントでトークンリストを取得
  • 対象トークンのmintアドレスがリストに含まれていない場合に検知

データソース

Jupiter API
Jupiter未掲載であることは、それ自体が詐欺を意味するものではありません。新しいトークンや小規模プロジェクトは未掲載の場合があります。

APIキー要否一覧

一部の検知はAPIキーなし(Free tier)で動作します。 より詳細な分析にはHeliusまたはBirdeye APIキーの設定が必要です。

APIキー不要Helius必要Birdeye必要
C1 Mint Authority
C2 Known Scam
C3 Honeypot
H1 Freeze Authority
H3 LP Not Locked
M1 New Token
M4 Metadata Mismatch
M5 Single LP Provider
L1 Social Missing
L4 Not on Jupiter
H2 Top Holder >50%
H4 Single Whale >20%
M2 Low Holder Count
M3 Suspicious Distribution
L2 Moderate Concentration
H5 Low Liquidity
L3 Low Volume

APIキーは 設定 > BYOK(Bring Your Own Key) で追加できます。

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